ライブ後記「田井中福司 Super Jazz Drummer from New York 2022.8.2」
ついに今年は共演することができました!
誰もが知るスーパードラマー、田井中福司さんをお迎えしてのスペシャルライブ!
田井中さんもコロナにより二年間来日することができませんでしたが、今回無事共演できて最高のライブとなりました!



今回で四回目となる田井中さんとの共演ですが、毎度その演奏には驚かされます。
ここでフライヤーにも書いた田井中さんのご紹介をさせていただきます。
「ルー・ドナルドソン専属ドラマーであり、日本人アーティストとしては認められること自体がとても難しいヴィレッジヴァンガード、ブルーノート、ディジーズ等、ジャズ最高峰のステージで長年演奏を続けているビバップジャズドラマー。
世界的ミュージシャンと数多く共演するという経歴を持つ。
日本人ドラマーとして、ここまで到達できるという事を証明したパイオニアであり、希望、そして誇りである。
コロナ禍の現在、今回の来日ツアーは非常に貴重な時間であると言える。」

メンバーは以下の通り
田井中福司(Ds)
佐藤大地(T.sax)
志水愛(Pf)
澤田浩輔(Bs)
曲目
1st
1.Moonglow
2.Alone Together
3.Emily
4.Softly, As In A Morning Sunrise
2nd
1.Dig Dis
2.That's All
3.You Don't Know What Love Is
4.I Mean You
アンコール
Night In Tunisia






普通ライブするときってドラムとのバースやドラムソロって、当たり前だけどそんなにしないんですよね。
やっぱりリズムだけでお客さんを沸かせるのって難しいですし。
ところが、田井中さんのライブにおいては(田井中さんフィーチャーってのもあるけど)ほとんどの曲でバースやドラムソロをやっていただきました!
しかも、どれも面白いんですよ。
これがワールドクラスか!といつも驚かされます。
んで、未だに原理はよくわかんないんですけど、田井中さんのドラムソロって不思議とコードを感じとれるんですよね。
今曲のどこを叩いているのかが不思議とわかるんです。
なので、実はドラムソロ中はとくに数えてなかったりするときもあります笑
ドラムだけ聴いておけばちゃんとソロの終わりの次のコーラスから全員入ることができるんです。
志水さんのピアノも相変わらず最高でした!
出産を終えて、育児も忙しいなかご出演いただきありがとうございました♪
個人的に、僕がソロをとっているときの志水さんと田井中さんの相性バッチリのバッキングが大好きで、最高に気持ちよく演奏できます。




澤田くんは今回が田井中さんとの初共演になります。
彼の正確な、それでいてソロのときはイケイケなベースは今回も最高でした♪
That's Allでも最高のソロを聞かせてくれた澤田くん。
まだ聴いたことのない方は、ぜひ機会があればどこかで彼のライブをチェックしてみてください!
さて、やはりというか、この日のライブを録音したものを(門外不出です笑)あの日から毎日聴いているのですが、反省点というか、改善点がたくさん見つかります。
あー、ここのリズム全然スイングできてねー!とか、なんでこんなフレーズ入れたんや…などなど笑
田井中さんという完璧なバックがいるからこそ、それが他のライブより顕著に現れます。(もちろん普段のライブでも反省点は尽きない笑)
で、話は変わって田井中さんの新しいアルバムを買いました!

Champian Fultonというピアニストでありボーカリストでもある女性のリーダーアルバムなのですが、こちら、なんと僕の大好きなスコット・ハミルトンと田井中さんの共演が聞ける素晴らしいアルバムとなっています!
もうすでに何回も聴きましたが、他のメンバーの方はもちろん、やっぱりスコット・ハミルトンの演奏に一番惚れ惚れしてしまいます。
日本で一般販売しているかはちょっとわかりませんが、田井中さんから購入可能なので、気になったかたはぜひこちらもチェックしてみてください!